バックパック
HMG Pemi 15は本体にALUULA 97を使い、体に当たる部品から縫い目を抜いた15Lのベスト。公称352g・$250。Wapta 30のGraflyte V-98と1しか違わない品番が何を指すのか、揺れをどう抑えるのか、背面の通気と修理性で何を手放したのか。走って快適なのは15ポンド…
Durston Wapta 30 はフレームを持たない520gのザックで、本体もポケットもALUULA Graflyte V-98を使う。糊を使わず融かした生地が何を可能にしたのか。腰へ渡せるのは2〜6kg、推奨は12kgまでというのがメーカー自身の数字で、日本から買うと¥53,800(税込表…
ULTRA 200Xは何年もつのか。防水フィルムは生地の内側にあり、寿命を決めるのは摩耗ではなく接着界面。剥離・折り目の白化・UV・縫い目・汚れの5モードをDCF/UltraGrid/ALUULAと比べ、点検法と国内で買えるザックまで。
台所のミシン1台から始まり、家族経営のままアパラチアン・トレイル至近へ工房を移したULバックパックブランドLiteAF。標準品を持たず、素材・色・ポケットまで受注ごとに組み立てるフルカスタムの流儀と、日本から見た入手性の実態を掘り下げる。
夏の背中の汗は、後付けパネルだけでなくザック本体でも断てる。背面通気を「空気層の深さ」で選ぶ視点で、Osprey Atmos AG・Gregory Focal・Deuter Futura・Rab Syclon XPを、涼しさと荷重安定・積載上限のトレードオフから比較。後付けVBPとの違い、ショル…
震災を機に「人を外へ連れ出す道具」を掲げて起業した立川発ブランド、パーゴワークス。最軽量でも最先端素材でもなく、「丸いけど尖っている」というコンセプトで日常の小さな不便を一つずつ潰す設計哲学を、RUSH・BUDDY・NINJA TARPなど実際に使い倒した製…
英国マウンテンマラソン発のブランドOMMの探訪。1968年のレース誕生、Kamleikaの語源、軽さを機能としたClassic 25、背骨で背負うPhantom 25まで。「荒天の山を二日間走る」要件が全設計を貫く、走れる軽さの源流をたどる。
Rab Syclon XP 40を構造から読み解く。全シーム溶着の防水ボディ、AEROFITサスペンドメッシュ通気、フレーム入りで890g——「防水・通気・軽さ」の三択を崩した稀有な40L。40D生地の薄さやIPX4の割り切り、ロールトップの弱点、30Lとの選び分けまで。
行動食を出すたびにザックを下ろす5ステップの無駄を、サコッシュはゼロにする。おすすめ5選ではなく「何を・どの位置に・なぜ入れるか」という行動動線の設計を主役に。触る頻度で中身を仕分け、ストラップ長とファスナーの有無を理屈で決める選び方を解説…
設計はノルウェー、生産はメキシコ、創業はイタリア人兄妹。国境を持たないBonfusの座組みが、なぜ受注生産で生地とサイズを選べるパックを可能にしたのか。Framusの可変フレームやDuosの縫製精度から、その垂直統合の中身を読み解く。
ソウルのエンジニアが起こした韓国発ULブランドCAYL。非対称ジッパーのMari Roll Topが生まれた理由、独自素材B-GRIDの設計思想、全6モデルの比較表まで徹底解説。
2005年、コンピューターサイエンス卒のジョー・ヴァレスコがアパートのミシンから始めたZpacks。ATスルーハイクで満足できるギアがなく自作を始めた彼は、DCFへの一神教的執着と直販モデルで、Arc HaulとDuplexテントというスルーハイカーの定番を生み出した…
土木エンジニアが息子のボーイスカウト活動をきっかけに自作した「G1」から始まったGossamer Gear。Take Less. Do More.を体現するGorilla 50・Mariposa 60のPVT Frameシステムと、日本UL界との深い縁を解説。
Six Moon Designsは「軽さ・耐久性・手頃な価格」を同時に追う反骨のブランドだ。がんを経てPCTを歩いた創業者Ron Moakが2002年に始め、セルフシームシーリングとSilPolyへの転換で価格を抑え続ける。看板Lunar Soloとポンチョ兼シェルターGatewood Capeから…
1999年PCTから帰ったBrian Frankleがガレージで立ち上げたULA Equipment。25年間ユタ州ローガンで縫い続ける理由、ヒップベルトポケット普及の経緯、10年ぶりの新作Nexusの設計思想まで、CDT旧モデルオーナーの深掘り探訪記。
Hyperlite Mountain Gear創業者Mike St. Pierreは、ブルックリンのクローゼットでミシンを独学し100枚のプロトタイプを作った。なぜDyneema一択なのか。メイン州の廃繊維工場で動き続けるミシンと、DCF設計哲学の全貌。
ALUULA採用バックパック7モデルの実使用者レビューを7言語横断で読み解くと、称賛は素材そのものより「背負い心地」に集中し、不満は価格とポケット設計に集中していた。V52とV98でグレード差の評価も割れており、「神素材」でも「高いだけ」でもない現在地…
登山ザックの背中蒸れを解決する後付けバックパネル5製品を徹底比較。モンベルV.B.P.・Vaucluse Gear UL1・LUNA PROJECT・アライテントを涼しさ・軽さ・価格・入手性の4軸で選ぶ。発汗量21.6%削減の科学的根拠と「重さが相殺される」逆転計算も解説。2026年…
ザックの防水はレインカバーをつければ大丈夫、という思い込みを疑うところから始まる。外側を守るカバー・内側から密封するパックライナー・DCF等の素材防水という3つのシステムを、風で飛ぶリスクや縫い目の弱点まで含めて正直に比較し、稜線か沢渡りかで…
2016年ユタの地下室で2人が始めた前進主義ブランド。スルーハイカー設計者が生み出した底面メッシュの思想から、V2・Joey・Desert・Snow Packまで全モデルを解説。「前へ進む」という哲学が小さな工房からなぜ世界に広がったのか。
2015年東京発のULブランド「Trail Bum」の設計哲学を深掘り。「メーカーとしては致命的な考えかた」を掲げる異色のブランドが、ゴーライト消滅後のシンプル喪失という問題意識からどう生まれ、Bummer・Steady・Go-on・Fab等のラインアップに何を込めているか…
ULに寄せたいがガレージブランドの購入リスクには踏み込めない、そんな層の真ん中を狙って作られたのがFP26だ。100Dチェスナイロンや27Lという容量設計を競合6機種と比較し、軽量勢でも保守勢でもない「意図された中間点」の正体を読み解いた。
30L難民が辿り着いた答え。ウクライナ発ULブランドLITEWAYのUrban Pro Pack Ultra 30L(378g)を、Ultra 200X素材の特性・構造・競合比較まで徹底解説。
ALUULAとはUHMWPEを分子レベルで融合させたカナダ発の超軽量素材。DCFやUltraと何が違うのか、なぜ剥がれにくいのか、V52/V78/V98の違いは何か。Gossamer Gear・Durston・PAAGO WORKSなど2026年5月の採用モデルを容量帯別に整理した。
北岳の稜線で、爆風にレインカバーを飛ばされた。ザ・ノース・フェイスSUM 35 / SUM 45はそのカバーを捨て、保水しにくい160Dモノメッシュ本体とIPX4パックライナーで「外は濡らし、中を守る」二重気室をとる。爆風霧雨4時間を想定して防水の勝敗がどこで決…
同じUHMWPEという素材から、DCF・Challenge UltraX系・ALUULA Graflyte・DWCという4つの異なる設計思想が枝分かれしている。縫い目の弱さや層間剥離といったDCFの弱点に各素材がどう応えたかを解剖し、加水分解の誤解も含めて用途別の選び方を整理した。
継続的な攻撃下にあるウクライナの街で、いまも職人が手縫いを続けるULブランドを追う。シルナイロンの弱点「濡れると伸びる」をシルポリとカテナリーカットで克服したPyraOmmの設計、台形ボディで12kg耐荷重を実現したフレームレスパックElementumまで、戦…
CDTを5年使ってきたユーザーの視点で、後継ではなく別路線として登場したULA Nexusを検証。40Lへの容量削減とヒップベルト固定化が意味する設計思想の転換、UltraGrid・Ultra 200X素材の実力、競合DCFパックとのコスパ比較、国内正規取扱店の情報までまとめ…
インダストリアルな異形のシルエットを持つTrail Bum Go-onを、熊野古道と厳冬期奥多摩の実山行で検証する。保水しないUltra Weave Ultra200Xの素材特性、シームシーリングなしという修理前提の設計思想まで、使うほど答え合わせになる一本の理由を掘り下げ…
夏の縦走で脱いだザックの背中面がぐっしょり——ザックを買い替えずに直せる。モンベルV.B.P.バックパネルは、スチールフレームで背中とザックの間に6cmの空気層を作る¥4,400・298gの後付けパーツだ。ULザックに装着して分かったのは、通気以上に背中全体で荷…