- リード:手袋をしていても、稜線で手はかじかむ
- 1. 4軸早見表:目的から逆引きする3シーズングローブ選び
- 2. 6製品プロフィール|正規流通・スペック・設計思想を読む
- 3. 全スペック比較表:6製品を重さ・防風・防滴・グリップ・スマホ操作で🌟5段階評価
- 4. シーン別ベストバイ:春山・秋アルプス・岩稜・雨行動・スマホ多用の5パターン
- 5. グローブのレイヤリング:2枚構成で気温変化に対応する
- 6. 素材解説:ドライテック・WINDSTOPPER・Polartec Windbloc の違い
- 7. 買い判断サマリー:タイプ別「これを買え」
- まとめ:山行スタイルとシーズンで「正解の1枚」が決まる
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リード:手袋をしていても、稜線で手はかじかむ
去年の10月、白峰三山を縦走するつもりで北岳の稜線に入り、全方位からの爆風と霧雨に捕まった。あの夜の顛末は別の記事に譲るが、濡れて風に吹かれると体温がどれだけ速く奪われるかを骨身で覚えた山行だった。
先日歩いた奥白根山でも、稜線に出たとたん風が変わった。手袋はしていた。それでも吹きさらしのなかで指先の感覚がじわじわ鈍り、「このまま続いたら手がかじかんで使い物にならなくなる」という一歩手前まで来た。手袋をしていても、だ。素手だったらどうなっていたか、想像したくない。
3シーズン——春・夏・秋——の日本の山には、寒いだけでなく、濡れる・風が吹く・岩を掴む・スマホで地図を開く、という複合の要求がある。グローブ1枚でこれを全部満たすことはできないが、「何を諦めて何を取るか」の整理は事前にできる。
この記事では、4つの軸(防風・グリップ・スマホ操作・防滴)で主要製品を比較し、シーン別の選び方を整理する。
1. 4軸早見表:目的から逆引きする3シーズングローブ選び
| 軸 | 1番手 | 2番手 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 防風(稜線・強風帯) | TNFウィンドストッパーイーチップ | モンベル サンダーパス | WINDSTOPPER vs ドライテック3L |
| グリップ(岩・鎖場) | BDトレイルグローブ | OR アドレナリングローブ | 革パーム vs 合皮パーム |
| スマホ操作(GPS確認) | TNFウィンドストッパーイーチップ | モンベル トレールアクション | 掌全面 vs 指先のみ |
| 防滴(小雨・朝露) | モンベル サンダーパス | OR アドレナリングローブ | 防滴3L vs 防水ハードシェル |
「どの軸を最優先するか」が1本に絞り込む鍵。以下、各製品のプロフィールを確認してから、シーン別の選び方へ進む。
2. 6製品プロフィール|正規流通・スペック・設計思想を読む
モンベル サンダーパス グローブ(¥3,800・34g)
モンベルの「防滴アウターグローブ」の定番。素材はドライテック3レイヤー(表:50デニール・ナイロン・リップストップ)で、透湿性8,000〜20,000g/㎡・24hrsという数値が示すとおり、汗の蒸散を妨げないまま防滴機能を担保する。
手のひらには合成皮革(シンセティックレザー)を配し、濡れた鎖や岩の表面でも手が滑らない。重量34g(メンズM基準)というのはドライテック3レイヤー製品としてはかなり軽量な部類で、ザックのサイドポケットにカードケースと一緒に入れておける。
指先は導電素材を使ったタッチスクリーン対応だが、対応面積は親指・人差し指の先端のみ。スマホ操作が多い行動スタイルなら、この点は後述のTNFウィンドストッパーの方が利便性が高い。
- 素材:ドライテック3レイヤー(表:ナイロンリップストップ/掌:合成皮革)
- 重量:34g(メンズ平均)
- 税込定価:¥3,800
- タッチスクリーン:対応(指先のみ)
- 国内流通:モンベル直営・全国量販店・公式オンラインストア
モンベル トレールアクション グローブ(¥2,970・38g)
「行動中の素手代わり」として設計されたフリース系グローブ。素材はストレッチクリマプラス(ナイロン47%+ポリエステル36%+ポリウレタン17%)で、裏面の起毛が適度な保温性と吸水拡散性を担う。
縦横ストレッチの効いた生地はハーネス・バックルの操作に干渉せず、指先のシリコンプリントがロープや地図を掴む場面で踏ん張りを生む。タッチスクリーン対応も親指・人差し指の先端という仕様だが、生地が薄いぶん誤操作が少ない。
ただし防水性・防風性はゼロ。本降りの雨・強風下では即座に交代要員(サンダーパスやシェルグローブ)が必要になる。その性格を理解した上で「晴れた日の低山〜中山」または「インナーグローブ」として使うのが正解だ。
- 素材:ストレッチクリマプラス(ナイロン47%+ポリエステル36%+ポリウレタン17%)
- 重量:38g(メンズ平均)
- 税込定価:¥2,970
- 防水:なし。防風:なし
- 国内流通:モンベル直営・全国量販店・公式オンラインストア
THE NORTH FACE ウィンドストッパーイーチップグローブ NN62519(¥9,350)
THE NORTH FACEがゴールドウィン(国内正規代理店)を通じて展開する、防風行動グローブの定番モデル。ライニングにGORE-TEX WINDSTOPPERを採用し、「冷たい風を遮断しながら多少の雨にも対応」する仕様だ。
最大の差別化ポイントは、掌全面のタッチスクリーン対応設計。指先だけでなく手のひら全体が導電素材(ポリエステル94%+ポリウレタン6%のフリース)になっているため、GPSデバイスをグローブをしたまま操作する場面でストレスが少ない。稜線で地図を確認する頻度が多い行動スタイルに刺さる仕様だ。
表生地はナイロン90%+ポリウレタン10%のストレッチ素材で、フィット感が高く、ジッパーやストラップの操作中に引っかかりが少ない。シリコンプリントによる防滑加工が手のひらに施されており、岩や木の枝を掴む場面でも安心感がある。
- 素材:ライニング GORE-TEX WINDSTOPPER、掌部 導電フリース(ポリエステル94%+ポリウレタン6%)
- 重量:非公開(ほぼ50〜60g前後と推定)
- 税込定価:¥9,350
- タッチスクリーン:掌全面対応
- 国内流通:ゴールドウィン(正規代理店)経由で全国量販店・TNF直営
Black Diamond トレイル グローブ BD78520(¥4,070・31g)
ロストアロー(国内正規代理店)が扱うBlack Diamondの行動特化グローブ。ロストアロー公式ストアで定価¥4,070で購入できる。
甲部分は4ウェイストレッチの通気生地で、夏から秋の汗をかく行動中も蒸れが少ない。最大の特徴はパーム部分にパンチングホール(穴あき加工)を入れたシンセティック素材を使っている点で、岩・鎖・ルーフバーを掴んだときのグリップ感がこのクラスの中では群を抜く。重量31gというのも3シーズン行動グローブの中では最軽量クラスだ。
一方、防風・防水の機能は備えておらず、気温が低い稜線では保温不足になる。したがってトレールアクション同様、「晴天の行動グローブ」または「シェルグローブの下に入れるインナー」という位置づけが正しい使い方になる。
- 素材:甲部 4ウェイストレッチ生地/パーム部 シンセティック(パンチング加工)
- 重量:31g(ペア)
- 税込定価:¥4,070
- 防水:なし。防風:なし
- 国内流通:ロストアロー(正規代理店)・全国量販店・公式オンラインストア
Outdoor Research(アウトドアリサーチ)グリッパーセンサーウィンドブロックグローブ(¥11,000)
A&F(エイアンドエフ)が国内正規代理店を務めるアウトドアリサーチの防風グローブ。bluesign認証のPolartec Windbloc 3Lマイクロフリース(ポリエステル100%)を使用し、防風性と透湿性を両立している。
掌部には「ダイアモンドPUグリップストレッチ」という合成素材を採用しており、岩・鎖に触れたときの滑り止め効果が高い。タッチスクリーン対応。フリース素材のため軽快な着け心地で、気温が0〜10℃程度の行動に向いている。
価格は¥11,000と6製品中最も高く、入手性も量販店より専門店寄りだが、A&F系列店・石井スポーツ・公式オンラインストア(outdoorresearch.jp)で購入できる。
- 素材:Polartec Windbloc 3Lマイクロフリース(ポリエステル100%)、掌部:PUグリップストレッチ
- 税込定価:¥11,000
- 防水:なし(防風・防滴は可)
- 国内流通:A&Fエイアンドエフ・石井スポーツ・公式オンラインストア
finetrack エバーブレストレイルグローブ FAU0111(¥7,480・32g)
神戸発の機能素材ブランド、ファイントラックが自社開発する防水透湿メンブレン「エバーブレス」を使った3シーズン用レイングローブ。ここまでの5製品が「防風」や「防滴」止まりだったのに対し、これは数少ない完全防水透湿の一双で、雨が確実に降る日・濡れた鎖・沢沿いの行動で素手にならずに済む。重量32g(ペア)と軽く、日本製で操作性に振った薄手設計だから、レインなのにモタつきが少ない。
エバーブレスは伸縮するメンブレンで、ゴワつきがちな防水グローブの中では指の曲げやすさが際立つ。finetrackは国内のギア媒体でも繰り返し取り上げられる定番ブランドで、「思いがけない雨・寒さに、操作性を落とさず備える」という文脈で名前が挙がり続けてきた。防水ゆえに風も通さないので、稜線の冷たい雨でいちばん手がかじかみにくいのもこの一双だ。
一方、生地が薄い分単体での保温力は控えめで、厳冬期はインナーとのレイヤリングが前提になる。岩・鎖のグリップはBlack Diamondのような行動特化型には一歩譲り、価格も¥7,480と中位以上。とはいえ「3シーズンで雨に強い1枚」を1つだけ持つなら、有力な選択肢になる。
- 素材:エバーブレス(自社防水透湿メンブレン・ストレッチ)、日本製
- 重量:32g(ペア)
- 税込定価:¥7,480
- 防水:あり(完全防水透湿)。防風:あり(メンブレン由来)
- 国内流通:ファイントラック(直営・正規代理店)・全国量販店・公式オンラインストア
3. 全スペック比較表:6製品を重さ・防風・防滴・グリップ・スマホ操作で🌟5段階評価
| 製品名 | 重さの軽さ | 防風性 | 防滴・防水 | 岩・鎖のグリップ | スマホ操作 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| モンベル サンダーパス |
🌟🌟🌟🌟🌟
34g
|
🌟🌟🌟🌟
ドライテック3L
|
🌟🌟🌟🌟
防滴(小雨OK)
|
🌟🌟🌟🌟
合成皮革パーム
|
🌟🌟🌟
指先のみ
|
¥3,800 |
| モンベル トレールアクション |
🌟🌟🌟🌟🌟
38g
|
🌟🌟
なし
|
🌟
撥水なし
|
🌟🌟🌟
シリコンプリント
|
🌟🌟🌟
指先のみ
|
¥2,970 |
| TNF ウィンドストッパーイーチップ |
🌟🌟🌟
推定50〜60g
|
🌟🌟🌟🌟🌟
WINDSTOPPER
|
🌟🌟🌟
防滴(多少の雨OK)
|
🌟🌟🌟
シリコンプリント
|
🌟🌟🌟🌟🌟
掌全面対応
|
¥9,350 |
| Black Diamond トレイル |
🌟🌟🌟🌟🌟
31g
|
🌟🌟
なし
|
🌟
撥水なし
|
🌟🌟🌟🌟🌟
パンチング革パーム
|
🌟🌟
なし
|
¥4,070 |
| OR グリッパーウィンドブロック |
🌟🌟🌟
不明
|
🌟🌟🌟🌟🌟
Windbloc 3L
|
🌟🌟🌟
防滴(防水なし)
|
🌟🌟🌟🌟
PUグリップストレッチ
|
🌟🌟🌟🌟
対応
|
¥11,000 |
| finetrack エバーブレストレイル |
🌟🌟🌟🌟🌟
32g
|
🌟🌟🌟🌟
メンブレン由来
|
🌟🌟🌟🌟🌟
完全防水透湿
|
🌟🌟🌟
操作性重視
|
🌟🌟
タッチ非保証
|
¥7,480 |
4. シーン別ベストバイ:春山・秋アルプス・岩稜・雨行動・スマホ多用の5パターン
春山・低山ハイク(4〜6月):晴れ・気温5〜15℃想定
1番手:モンベル トレールアクション(¥2,970)
春の日差しの下での行動は発汗が多く、防水・防風よりもストレッチ性と通気性が優先される。シリコンプリントで岩を掴んでも問題なく、価格も安い。このシーンでは素材の厚みが無駄になる防風グローブはオーバースペック。
2番手:Black Diamond トレイル(¥4,070)
同じ用途で「岩稜ルートを多く歩く」なら、パンチング加工のBDトレイルを選ぶ。グリップ感は群を抜いており、クライミング的な動きが混じるルートで手袋が体重を支える場面でも安心感がある。
秋アルプス稜線(9〜11月):強風・気温0〜10℃・小雨の可能性
1番手:モンベル サンダーパス(¥3,800)
防風・防滴・軽量の三拍子が揃い、価格対機能で最もバランスが取れる1枚。稜線を歩く3シーズンの「メイン行動グローブ」に適している。気温が下がればフリース系のインナーグローブ(トレールアクション等)と組み合わせることもできる。
2番手:TNF ウィンドストッパーイーチップ(¥9,350)
スマホ依存度が高い行動スタイルなら、掌全面タッチ対応のTNFを選ぶ。防風性能はWINDSTOPPERが担保し、GORE-TEXの原理上、体温で暖まった空気を逃さず、外からの冷気を遮断する能力はクラス最高水準だ。
岩稜・鎖場が続くルート(穂高・八ヶ岳等)
1番手:Black Diamond トレイル(¥4,070)
素材のパンチング加工がポイント。グリップ感の比較テストをすれば、シリコンプリント系との差が岩の触感で明確に出る。表面が削れるような場面でも合成皮革の耐久性が頼りになる。
2番手:OR グリッパーウィンドブロック(¥11,000)
岩稜+防風の両方を求めるなら、ORのグリッパーウィンドブロックを選ぶ。Polartec WindblocとPUグリップストレッチが防風性能とグリップを同時に担い、スマホ操作にも対応している。
雨行動・梅雨時期の山(降水が確実な場面)
1番手:finetrack エバーブレストレイルグローブ(¥7,480)
「防滴」と「防水」は設計が異なる。本降りが数時間続くような行動で、唯一完全防水透湿で素手化を防げるのがこのエバーブレストレイルグローブだ。メンブレンが水を通さず、それでいて薄手で操作性を落とさない。梅雨の縦走や沢沿い、濡れた鎖が続くルートで手の感覚を保てる。
2番手:モンベル サンダーパス(¥3,800)
サンダーパスのドライテック3レイヤーは小雨程度(水滴が散る程度)なら十分対応でき、コストも抑えられる。本降りが確実ならfinetrack、にわか雨や朝露までならサンダーパス、という棲み分けが分かりやすい。
→ ウェット行動での装備防水システム全体を見直した記事はこちら
スマホ・GPSを頻繁に操作するスタイル(ソロ縦走・地図確認多め)
1番手:TNF ウィンドストッパーイーチップ(¥9,350)
掌全面対応の操作性は、指先のみ対応の製品と比べて精度が段違い。手がかじかんで指先の感覚が薄い場面でも、掌の腹でスクロール・タップができる。
5. グローブのレイヤリング:2枚構成で気温変化に対応する
「1枚で全部賄う」思想は、3シーズンの山では無理が出る。実際に現場で有効なのは、用途ごとに薄手を2枚持つパターンだ。
「グローブを重ねると操作性が落ちる」という声もあるが、インナーをトレールアクションのような薄手フリースにすれば、アウターのサンダーパスの上からでも指の可動域は十分確保できる。重量合計38g+34g=72gで、デジカメの電池1本と大差ない追加重量だ。
6. 素材解説:ドライテック・WINDSTOPPER・Polartec Windbloc の違い
3製品に使われる防風素材には明確な設計思想の差がある。
| 素材名 | 仕組み | 強み | 弱み |
|---|---|---|---|
| ドライテック3レイヤー(モンベル独自) | ePTFEメンブレン3層ラミネート | 軽量・防滴・低コスト | 長時間の浸水には対応しきれない |
| GORE-TEX WINDSTOPPER | ePTFEの連続気泡で空気だけ通す | 防風性ほぼ100%・透湿性高 | 防水性は副産物(防滴レベル) |
| Polartec Windbloc 3L | フリースにウィンドシールドをラミネート | 保温性と防風を両立・柔らかい | 完全防水ではない |
ドライテックとWINDSTOPPERは素材構造が似ているが、ゴアテックス社(W.L.Gore & Associates)のWINDSTOPPERは防風性能の数値保証が厳格で、「0.04mph以下の空気透過率」という基準が業界に浸透している。ドライテックは防滴側の設計が主軸で、透湿性の数値(8,000〜20,000g/㎡・24hrs)が明示されている点が強みだ。
Polartec Windbloc 3Lは「フリース素材にウィンドシールドをラミネートした」という設計で、柔らかさと手触りの良さが特徴。保温性と防風をフラットに両立するため、気温0〜10℃の行動に向いている。
7. 買い判断サマリー:タイプ別「これを買え」
| こんな人に | 選ぶべき1枚 | 理由 |
|---|---|---|
| 3シーズンの登山全般をカバーしたい | モンベル サンダーパス(¥3,800) | 防滴・防風・軽量の3軸が最安で揃う |
| 雨が確実な日・沢沿い・濡れた鎖に強い1枚がほしい | finetrack エバーブレストレイル(¥7,480) | 比較で唯一の完全防水透湿・32gで操作性も高い |
| 岩稜・鎖場メインで動く | BDトレイルグローブ(¥4,070) | パンチング加工パームのグリップ力が突出 |
| 稜線での防風性とスマホ操作を両立したい | TNF ウィンドストッパーイーチップ(¥9,350) | WINDSTOPPER+掌全面タッチ操作は唯一無二 |
| 行動中の素手感覚を重視・春秋の低山 | モンベル トレールアクション(¥2,970) | 最軽量クラス・最安値・ストレッチ感最強 |
| 防風+グリップ+タッチ操作の全部乗せ | OR グリッパーウィンドブロック(¥11,000) | Windbloc+PUグリップで全軸をカバー(最高価格) |
まとめ:山行スタイルとシーズンで「正解の1枚」が決まる
グローブに全機能を詰め込もうとすると、重くなるか高くなるか、どちらかの代償を払う。3シーズンの日本の山で現実的な答えは、「行動中の軽いグローブ1枚+防風・防滴対応1枚」の2枚体制だ。
最安でその体制を組むなら、モンベル トレールアクション(¥2,970)+サンダーパス(¥3,800)の合計¥6,770。これで行動時の操作性と、稜線での防風・防滴が両立できる。スマホ操作の快適さを追加するなら、サンダーパスをTNFウィンドストッパーイーチップ(¥9,350)に差し替える。
手が冷えると判断力が落ち、岩を掴む力が抜け、地図が読めなくなる。グローブは安全装備だと思って、シーズン前に見直してほしい。