ULブランド探訪
跳び箱とライン引きを100年作ってきた日本の体育用品メーカーが、なぜ世界のスルーハイカーに支持されるチタンクッカーを生んだのか。燕市の金属加工が支える0.2mmという薄さへの執念と、海外で先に評価が広がった逆輸入的な現象を追った。
『Born to Run』に実名で登場した裸足ランナーが、タラウマラ族の職人への敬意をブランド名に刻んだLUNA Sandals。結び目を足裏から消すATS構造や滑らないMGTフットベッドで、素朴なワラーチを技術製品へ押し上げた過程と、伝統的タイヤソールを今も残す理由…
自宅の空き部屋で売った自作ワラーチキット「Invisible Shoes」から、Shark Tank出演を経て世界的ベアフットブランドに育ったXero Shoes。ワイドトゥ・ゼロドロップ・薄いソールという原則を、大衆化してもなお譲らない歩みと、Z-Trail EVなど代表モデルから…
震災を機に「人を外へ連れ出す道具」を掲げて起業した立川発ブランド、パーゴワークス。最軽量でも最先端素材でもなく、「丸いけど尖っている」というコンセプトで日常の小さな不便を一つずつ潰す設計哲学を、RUSH・BUDDY・NINJA TARPなど実際に使い倒した製…
英国マウンテンマラソン発のブランドOMMの探訪。1968年のレース誕生、Kamleikaの語源、軽さを機能としたClassic 25、背骨で背負うPhantom 25まで。「荒天の山を二日間走る」要件が全設計を貫く、走れる軽さの源流をたどる。
1. はじめに:僕のSuper Brownsは、街とテント場で本領を発揮する 2. 痛みから始まり、レッドウッドの森にたどり着いた 3. 「走ることが基準」——ワラーチという最小構造の理屈 4. Morflexというゴムと、アニリンレザーの足裏 5. ソールの厚みという、ただ一…
1. はじめに:何年も履いて、まだ捨てる気にならないサンダル 2. サケを数えていた二人が、サンダルを手縫いするまで 3. なぜ、薄い板きれ一枚で走っても脱げないのか 4. 「粘るゴムは減る」——だから張り替える、という割り切り 5. 重さの正体と、ワラーチ一…
1. はじめに:僕がBonfusに惹かれる理由 2. ノルウェーで生まれ、イタリアに根を張った兄妹 3. 「ハイカーが、ハイカーのために」——引き算の設計思想 4. ものづくりの座組み——大手とも、ガレージとも違う第三のかたち 5. 3つの生地を「選ばせる」という素材…
1972年創業、サンノゼ自社工場での手縫いを半世紀変えなかったダウンシュラフの最高峰。850+FPグースダウンを惜しみなく使い、厳冬期から遠征まで。日本正規はロストアロー取扱。
「世界最軽量級ダウンが一般ブランドと変わらない値段」——ポーランドのCumulusがなぜそれを実現できるのか。地下室から始まった直販モデルと品質管理の仕組みを解説。r/ultralightで絶大な評価を受ける羽毛の名門ブランドの全体像と、代表シュラフの選び方を…
コロラドのULハイカーAaron Martrayが、200夜のフィールドテストで磨いたキルトブランド。差動裁断・特許パッドアタッチメント・首元の冷気止めカラーの三位一体で「すきま風が入らないキルト」を実現。FlexとEliteの2シリーズ展開。日本はアブレイズが正規…
ピラミッドシェルターの先駆者、Mountain Laurel Designsの設計思想と代表作DuoMidを深掘り。ヨセミテのクライマーが行き着いたシェルター原型の論理と、一本のトレッキングポールで立ち上がる四角錐が持つ重量・居住性・汎用性のトレードオフを解説する。
ソウルのエンジニアが起こした韓国発ULブランドCAYL。非対称ジッパーのMari Roll Topが生まれた理由、独自素材B-GRIDの設計思想、全6モデルの比較表まで徹底解説。
2018年創業、CDTスルーハイカーのコナー・ブラウンがバージニアで立ち上げたガレージブランド。DCFに昇華プリントで鮮やかなアートを定着させ、「軽くて個性的」なULギアを実現。ファニーパック、スタッフサック、タープまで全製品が受注生産の本気仕様。
2005年、コンピューターサイエンス卒のジョー・ヴァレスコがアパートのミシンから始めたZpacks。ATスルーハイクで満足できるギアがなく自作を始めた彼は、DCFへの一神教的執着と直販モデルで、Arc HaulとDuplexテントというスルーハイカーの定番を生み出した…
土木エンジニアが息子のボーイスカウト活動をきっかけに自作した「G1」から始まったGossamer Gear。Take Less. Do More.を体現するGorilla 50・Mariposa 60のPVT Frameシステムと、日本UL界との深い縁を解説。
PCT準備中に自作したシェルターがTarptentの原点。物理学者Henry Shiresが特許PitchLoc構造と素材への執着で設計したULシェルター——Notch、Rainbow、Scarpの思想と選び方を徹底解説。
はじめに:「軽い」は金持ちの特権じゃない 6つの月が教えてくれたこと:Ron Moakとブランド名の由来 設計思想:「手が届くUL」という反骨 SilPolyへの転換:軽さより先に「使いやすさ」を選んだ判断 僕が唸った代表作 Lunar Solo:スルーハイカーが選ぶ、実…
日本ガレージULシェルターの草分け、Locus Gear。相模原発・CAD設計のピラミッドシェルター「Khufu」はなぜあれほど美しいのか。創業者Jotaro Yoshidaの設計思想、Outdoor Material Martで日本UL文化を底上げした歴史、DCF-Bの「縫わない」革新まで深掘りす…
アイダホの台所カウンターから始まったULコテージギアの集積地、Garage Grown Gear。Zpacks・Katabatic・Pa'lanteなど200以上のブランドを1カートで購入可能。日本からの直送・Shop Pay対応。ギア選びの選択肢が倍になるサイトの全貌と買い方を解説。
1999年PCTから帰ったBrian Frankleがガレージで立ち上げたULA Equipment。25年間ユタ州ローガンで縫い続ける理由、ヒップベルトポケット普及の経緯、10年ぶりの新作Nexusの設計思想まで、CDT旧モデルオーナーの深掘り探訪記。
Hyperlite Mountain Gear創業者Mike St. Pierreは、ブルックリンのクローゼットでミシンを独学し100枚のプロトタイプを作った。なぜDyneema一択なのか。メイン州の廃繊維工場で動き続けるミシンと、DCF設計哲学の全貌。
2016年ユタの地下室で2人が始めた前進主義ブランド。スルーハイカー設計者が生み出した底面メッシュの思想から、V2・Joey・Desert・Snow Packまで全モデルを解説。「前へ進む」という哲学が小さな工房からなぜ世界に広がったのか。
2015年東京発のULブランド「Trail Bum」の設計哲学を深掘り。「メーカーとしては致命的な考えかた」を掲げる異色のブランドが、ゴーライト消滅後のシンプル喪失という問題意識からどう生まれ、Bummer・Steady・Go-on・Fab等のラインアップに何を込めているか…
1. はじめに:LITEWAYのことを、もっと早く知りたかった 2. 「軽さは、あなたの中にある」——創業者Evgenが8年かけて辿り着いた場所 3. 毎日、空襲警報が鳴る街でミシンを踏む 4. 素材と構造への、偏執的なまでの誠実さ Silpolyを全面採用した理由 Ultra 200X…
1. 「Enlightened」が意味するもの:無駄の排除と睡眠の再定義 2. ガレージから始まった「選択の自由」 3. 終わりのない最適化と、バッフルへの執念 4. Defense Mechanisms 騒動:技術転用と倫理の摩擦 5. 代表作:マミー型を過去にする名機たち Revelation …
1. はじめに:僕がDan Durstonの「数式」に惹かれる理由 2. 掲示板の辛口オタクから、業界のゲームチェンジャーへ 3. 「第一原理(First Principles)」に基づく、構造への執着 4. 終わりのないアップデート:異常なイテレーションと素材への偏愛 5. 僕が唸…