登山ビギナーが、2017年8月最終週に小3男子と中1男子を連れて、日本2番目に高い山、北岳にテントをもって登ったときの記録です。
きっかけ
海外暮らし2年目くらいから、日本の大自然への郷愁が強まる一方だったため、何としても日本帰国後にきれいな自然を堪能したいと思ってました。
しかし大自然を堪能するといっても、キャンプ、川遊び、ハイキング、沢登りなど色々ありすぎですが・・・
海外滞在中のトレイルランニングイベントで、どっひゃーと言いたくなるような素晴らしい山々のど真ん中を走る経験をし、そこから登山に興味を持っ(ちゃっ)たのです。
次男は硫黄岳、瑞牆山、甲州高尾山などあくまで日帰りのデイトレッキング経験のみ。
中1の長男は富士山(須走からの弾丸登山)と赤岳(山小屋泊)を小4のときに私と共に経験済み。
父親たる私もむろん登山素人ですが、100キロ超のトレランの大会に出たときに登山系の技術を多少かじった程度。
しかし・・・
日本の山もどこにどんな山があるのかわからない。(八ヶ岳を除く)
リュック、テント、バーナー、コッヘル、ウェア類・・・登山用のギアもろくに揃ってない。
周りに知識を持ってる人もいない・・・そんな状態からの、さぁどうしようです。
だが、どうしても!
テン泊というものをしてみたくなってしまったのです。
それも家族も連れて!
準備・・・の準備
しかし、準備をするにも、何をどう準備すれば分からない。。。
という事で、まず何が必要なのかをWebや雑誌で情報収集。
海外にいたので、Kindle Unlimitedで『山と渓谷』『PEAKS』『ワンダーフォーゲル』を読みまくりました。
その結果、以下を準備・知識習得する必要があると把握できました。
A) ギア類、ウェア類の準備
B) 安全確保のための知識
C) テントや調理などの方法
D) コース計画、ナビゲーション技術の習得
これらのうちAは、滞在先でバーゲンシーズンが7月から始まることもあり、日本と価格差のあるギアやウェアがあれば、日本に帰国する前にゲットしようと考えました。他のB~Dは、まだ時間があるので徐々にやっていきます。
迷走するテント選び・・・
雑誌等を見てて、一番金額が大きく、かつ明らかに価格差が激しいのはやはりテント(3シーズン)。
うちは5人家族なので全員でいくか、妻と娘を除く3人で行くかも決め切れてなかったので余計に難航。
以下が海外で買えるモデルでした。
・Mountain Hardwear 3名用 35000円 2.2kg+フットプリント8000円 +0.3kg=43000円、2.5kg
・MSR Elixir 4名用 45500円 4.18kg
・MSR Elixir 3名用 35000円 3.1kg
・MSR Papa Hubba 4名用 85000円 3.1kg
また日本で買うなら、以下が選択肢。
・モンベル4名用 64000円 2.6kg
・モンベル3名用 55620円 2.3kg
・エスパース マキシムx 4-5名用 85320円 2.16kg +フライ0.46kg 13600円+フットプリント0.35kg 9600円= 11万円弱
いや、ちょっと高すぎます・・・よね?
こういうものなのかもしれませんが・・・。子供3人もいるので色々厳しいのです。
お店にたまたま置いてあったElixirを持ってみて、これは無理と気づき、2.0kg前後じゃないと難しいと気づきました・・・。
人数も絞らないと決めきれないって事で、高所&閉所がダメな妻とまだ小さい娘は数年は行く事はないだろうと、3人用に限定。
この時点で選択肢はMountain Hardwear、モンベル3名用、エスパースです。
ダークホース、Salewaのテント!
これは無難に日本で買った方がいいかな、と思い始めたとき、Salewaというブランドも念のためチェックしたら、なかなかいい感じのモデルが!
Salewa - LITETREK PRO III(残念ながら本家サイトでは売り切れのようです・・・)
とにかく、紹介ムービーがかっこいい。
ペグやポール込み込みで2.1キロ、かつ防水や耐風などの性能面でも全く問題なさそう。そして見た目に惚れました。
2名用だと1.7キロです。
Salewaは登山用品ではかなり有名らしく、この点でも安心して選べます。
というわけでSalewaのLITETREK PRO IIIを買っちゃいました。
知識習得&コース策定編に続く!←と思ったのですが、次回はSalewaのテントの開封の儀とさせて頂きました。<(_ _)>