Daringdaddy’s days

登山/トレッキング、ファミリーキャンプ、トレイルランニングをこよなく愛す。ウルトラマラソンやウルトラトレイル(100KM)などに無謀に挑戦(いつも大体ビリ近辺)。Webベンチャー企業で働く。妻&子ども3人とスペインのバルセロナで2年生活。

北岳で初テン泊 with 小3&中1 〜 第4章 華麗なる山頂と苛酷過ぎる下り 〜

長い長い登りを終えてようやく実現した初のテン泊@北岳肩の小屋。

*前回の登りの記事はこちら。 

さすがに疲弊した子ども達は夜早く寝てしまいました。

しかしテントが傾いた場所に立っているために、下手するとテントごと斜面からずり落ちてしまいそうなので、夜通し子ども達の寝位置の調整に追われて自分はろくに寝れませんでしたが・・・

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さらに前夜みられなかったのに、起きたら全身に虫刺されが80箇所以上あるという驚きの事態。両腕20箇所ずつ、右足ふくらはぎなどは5センチ角くらいのなかに20箇所くらいやられてます・・・頭も20箇所・・・。

いつ、どうやってこうなったのかまったくわかりません。幸い子ども達は無事でした。

どうやらテント場に大量にいたアブにやられた模様です。

 

気を取り直します。

昨日は素晴らしい夕日を見れたが今日は日の出をみれるのか。。。?

 

きた!

凄い景色です。

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疲労のあまり何回起こしても起きれなかった次男を無理やり外に連れ出して、一緒に日の出をみます。

めっちゃ眠そうな顔しとる。

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雲海から覗く山々の奥から陽が昇ります。

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言葉では言い表せないほどの、素晴らしい景色です。

 

そして北岳山頂へ

肩の小屋にテントは置いたまま、軽装で北岳山頂を目指します。

 

嗚呼、なんて身体が軽いんだ!

※今回の荷物は初のテン泊ということもあって、何でもかんでもいれてしまい、また小3の次男の負担を軽くするためにそっちのものも入れてしまったため、何と重さ25キロでした。。。

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冷たい空気のなか、粛々と、らくらくと登ります。

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ふと後ろを振り返れば、肩の小屋のテン場はあんな下に。

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岩場が続きます。冷静に手も使いながら転倒に気をつけ進みます。

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頂上が右奥にうつってます。細い棒のようなのは山頂にいる皆さんです。

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そして、ようやく山頂に着きました。

子ども達がちっとも嬉しそうな表情でないのは、疲れからではなく、単に太陽の光がまぶしかったからですw

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しばらくまったりして、富士山をながめたり、周りの人の写真をとってあげたり。

富士山だけが真横にみえる、この不思議な感覚。当たり前なんですがね。

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撤収、そして苛酷すぎる下り

さて、この後は長い下山が控えているので、テン場に戻り撤収します。

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荷物やテントをささっとまとめて、下山を開始します。

食べ物が結構減ったので、昨日よりはかなり軽くなりました。

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この辺くらいまでは写真を撮る気力があったのですが、、、そのあとはひたすら単調なくだりの連続。疲労もあって、写真を撮っていません(苦笑)

 

ただ一つだけ言えるのは、「この斜面はきつい!!!」

登りにこのコースを選ばなかった自分を本当に褒めたいのであります。

 

次男は何回もガレ場で尻もちつくし・・・。

 

保護者として脳裏をよぎるのは、「下山後、さらにまた4時間くらいかけて家まで運転か・・・」という不安。

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さんざんくだりに疲労していくなか、立ち寄った白根御池で、名物の牛丼を食べる!

ここで一行は息を吹き返します。

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そしてようやく広河原まで到着!

次男のこぼれそうな笑顔。

長男は「早くかえりてぇ〜〜」です。

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長時間のドライブ前に少しでも疲労を軽減したくて、芦安で温泉に入る予定でしたが、夜に予定があるので泣く泣く断念し、渋滞に巻き込まれながら長時間ドライブをさらに続けるドMな自分でした・・・。

 

この旅を支えてくれたギアたち(の一部)

  • バックパック:アークテリクスのBora AR 63。スペインで購入。腰が悪いので、なるべく腰痛を防げるよう、ここはベストと思えるザックを選びました。
  • ポール:ブラックダイアモンドのDistance Zのアルミモデルです。トレランレース用に買いましたが、日本では未発売のようで。Ultra Trail Serra de Monsantという100キロのトレランレースに出たときに、橋から落ちて曲がってしまいました・・・。がいまでも問題なく使えてます。
  • シュラフマット:Thermarest Z Lite Sol。めちゃめちゃ暖かくてビックリ。
  • シュラフ:Sea to SummitのSpark ii。子ども達はMarmotの化繊シュラフです。

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最後に(子どもと一緒に北岳、の評価)

  • 保護者1人で子ども2人を見るのは結構難易度が高いです。。。が、今回長男がほぼ自律的に動いてくれ、時には次男を助けてくれたりもしたので(これには感動)、自分は実質的に次男1人をみてれば事足りました。これは想定外に助かりました。隊列はもちろん、長男が先頭、次男まんなかで保護者が最後尾、を最初から最後まで守ります。
  • 山の難易度は小三には明らかに高いです。現にこの日にみた子どもで最年少は小五でしたので。うちの次男は小さい頃から長男&その友達たちとガチで遊んでるので、体力だけは相当あり、大丈夫だろうとの判断でした。しかし他のお子さんにはお勧めしません。
  • 今回1日目の天候が悪く、霧雨に見舞われました。幸い、午前でやみましたが、親としては、どうなったら撤退しようという基準を明確に持っておくべきかと。今回あまり考えてなかったです。また、道具類はちゃんとそろえたつもりでしたが、ザックカバーは持ってくるべきでした。(本当はもってたのですが、忘れてしまいました・・・)
  • 親が余裕を持っておく意味でも、軽量化はちゃんと図るべきでした。25キロは重すぎ!
  • 日本二位の山、北岳のような高い山頂には刺す虫はいないだろう、とたかをくくってましたが、めっちゃたくさんいます。アブ対策、ブヨ対策は必ずしておきましょう。今回なぜか(酒を飲んだから?!)自分だけが犠牲となりましたが、子ども達が数十箇所も刺されてたらと思うと、まぁ自分でよかったなと。下手すると2,3年痒み続けるらしいので、もし刺されたらすぐに皮膚科に行きましょう。

 

色々ありましたが、日本No.2の山を登るというきつい経験、南アルプスの絶景、テント宿泊という非日常体験、すべてまとめて素晴らしい体験ができました。

 

次男は本格登山が今回はじめてだったのですが、とても自信になったようです。(今度槍ヶ岳を登りたい、と言ってました。苦笑)