山道具ラボ by Daringdaddy

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ULハイク用ヘッドランプ70g以下の本気比較2026:7軸で絞る軽量6本の選び方

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テン泊装備を軽量化していくと、ヘッドランプは案外後まわしになりがちなギアだ。メインのシュラフやテントを削り終えて、ふと手元のヘッドランプを量ったら「これ100gある」と気づく。70g以下の世界に踏み込んだとき、選択肢の多さと情報の錯綜に面食らう。

この記事は、重量70g以下のヘッドランプ6本を7つの軸——重量・実効ルーメン・防水規格・赤色灯・電源方式・ロックアウト・ヘッドバンド快適性——で比較する。6本は用途が2つのゾーンに分かれる。

メイン実用域(100lm以上・山行の主力として使える)

  • Petzl Bindi E102AA:35g / 200lm / USB-C内蔵充電
  • Black Diamond Astro 175 BD620643:42g本体 / 175lm / 3×AAA or BD1500
  • Nitecore NU25 UL:45g / 400lm / USB-C内蔵充電
  • Knog Quokka Run 150:49g / 150lm / USB内蔵充電

超軽量サブ・緊急機(〜50lm・メインの補助または緊急用)

  • Petzl e+LITE E02P4:26g / 50lm / CR2032×2
  • Fenix HL05:13g / 8lm / CR2032×2

両ゾーンの製品を同列に「どれが一番か」とは比べない。目的が違うからだ。メイン機4本、サブ機2本と分けて論じ、最後に「自分がどちらのゾーンを買い足すべきか」の判断軸を示す。


結論先出し:7軸で選ぶ早見表

最優先したい軸 おすすめ1番手 2番手
とにかく軽い(メイン機) Petzl Bindi(35g) BD Astro 175(42g本体)
明るさ重視(暗い森・夜行縦走) Nitecore NU25 UL(400lm) BD Astro 175(175lm)
乾電池に切り替えできる安心感 BD Astro 175(3×AAA対応)
IP66以上の防水(豪雨稜線) Nitecore NU25 UL(IP66)
緊急・超軽量サブ機 Petzl e+LITE(26g・ホイッスル付き) Fenix HL05(13g)
コスパ(入門として) BD Astro 175(実勢3,500〜4,500円) Petzl Bindi(5,500〜6,500円)

メイン実用域4本:Petzl・Nitecore・BD・Knogを軽量順で

Petzl Bindi E102AA ── 35g、200lm、USB-Cの最小完結設計

Petzl Bindi E102AA 35g 200lm USB-C充電式ヘッドランプ
画像引用: CleverHiker

35g、200lm、IPX4、USB-C内蔵充電、実勢5,500〜6,500円(税込)。 Petzl Japan KKが正規輸入する、ペツルのスポーツヘッドランプラインの最軽量モデル。Amazon.co.jpでも日本正規品が流通している。

ボディはシリコン製で、指先でクルッと丸めてポケットに突っ込める柔らかさがある。ヘッドバンドは平織りのエラスティック素材で、額に吸い付くようにフィットする。重さ35gというのは「付けていることを忘れる軽さ」の域で、長時間歩行中の不快感がほぼない。

照射パターンはフラッド(広角拡散)のみ。スポット(遠距離集光)がないため、夜間の急峻な岩場・ガレ場で先を見通す用途は苦手だ。テント内の作業、樹林帯のトレイル歩行、ビバーク時の手元明かりという使い方に最も合う。

USB-Cで充電でき、充電しながら点灯もできる。バッテリー残量はLEDインジケーターで確認できるが、段階は粗め(3段階程度)。残量が読みづらいという指摘は複数のレビューにある。

こんな人に:テント内・樹林帯メインで夜間歩行が少ない人、UL重量域を詰めたい人、Petzlブランドへの信頼感を重視する人。

こんな人は避ける:夜間の岩場や尾根縦走でスポット照射が必要な人、充電できない環境での長期山行が多い人。

Petzl Bindi E102AA 35g USB-C充電式
Petzl
Petzl Bindi E102AA 35g USB-C充電式

Black Diamond Astro 175 BD620643 ── 42g本体、乾電池対応デュアル電源の安心設計

Black Diamond Astro 175 BD620643 ヘッドランプ 175lm IPX4
画像引用: BigBearGearNJ

本体42g(電池別)、175lm、IPX4、3×AAAアルカリ電池 or BD1500充電池対応、実勢3,500〜4,500円(税込)。 モチヅキが国内正規代理店として流通させるBDヘッドランプの入門〜中堅モデル。

最大の特徴はデュアル電源対応だ。単4アルカリ電池3本で動くため、充電設備のない山小屋泊縦走や海外遠征でコンビニ電池を調達しやすい。別売のBD1500充電池(14500型リチウムイオン)に換装すれば充電運用も可能。1台で2つの電源戦略を使い分けられる設計は他のUSB-C専用機にはない強みだ。

注意点:重量70g以下の条件はBD1500使用時(約69.5g)のみ満たす。 単4アルカリ3本では約75gになり、この比較のスコープからはみ出る。本記事では「BD1500使用時」を前提に扱う。

ブライトネスメモリー機能(電源オフ時の明るさを記憶)とデジタルロックモード(誤点灯防止)を搭載。ロックは本体ボタン長押しで設定でき、バックパックのサイドポケット収納時に誤点灯するストレスがない。

こんな人に:乾電池に逃げられる安心感が欲しい人、コスパを重視する初めてのULヘッドランプを探している人。

こんな人は避ける:USB-C統一の充電システムで揃えたい人、70g以下を絶対条件にしている人(乾電池使用時は75g)。

Black Diamond Astro 175
Black Diamond
Black Diamond Astro 175

Nitecore NU25 UL ── 45g、400lm、IP66の最高スペック

Nitecore NU25 UL 400lm 45g USB-C充電式ヘッドランプ IP66
画像引用: Nitecore公式

45g、400lm、IP66、USB-C内蔵充電、実勢3,500〜5,000円(税込)。 国内代理店MAKANATSが流通するNitecore製超軽量ヘッドランプ。NU25シリーズの現行最上位モデル(NU25 UL)で、45gの軽量ボディに400ルーメンとIP66(防塵・強い放水流に耐える) という突出したスペックを詰め込んでいる。

この6本の中で最も明るく、最も防水性能が高い。IP66は単なるIPX4(しぶきに耐える)より大幅に上で、土砂降りの稜線や沢沿いのルートでも安心して使える防水性だ。照射距離は最大64m。400ルーメンの白色光はヘッドランプ単体で岩場のルートファインディングができる明るさで、夜間行動・早出縦走に明確なアドバンテージがある。

デュアルビーム設計(白色+赤色)で、赤色光は夜間のテント内でパートナーの睡眠を妨げないモードとして機能する。ヘッドバンドは二重ストラップで、重心が分散されてズレにくい。

弱点はやや嵩張るフォルム。Bindiの柔らかくペタンと折りたためるシリコンボディと比べると、ポーチへの収まりは大きい。

こんな人に:夜間行動・早出・悪天候稜線で使いたい人、400lmの明るさと防水性をセットで求める人。

こんな人は避ける:極限まで小さく畳めるコンパクト性を優先する人(Bindiが勝る)、乾電池への切り替えを確保したい人。

Nitecore NU25 UL 400lm USB-C充電式
Nitecore
Nitecore NU25 UL 400lm USB-C充電式

Knog Quokka Run 150 ── 49g、シリコンワンピース設計のユニーク軽量機

Knog Quokka Run 150 ヘッドランプ 49g USB充電式 シリコンバンド
画像引用: KNOG日本公式(cog.inc)

49g、150lm、IP65、USB内蔵充電、実勢3,500〜4,500円(税込)。 cog.inc(KNOG日本公式)が流通するオーストラリアブランドのヘッドランプ。医療グレードのシリコン製ストラップとボディが一体化したワンピース設計が特徴で、バックルや金具が一切なく、柔らかくてバウンスが少ない。

スポット・ワイドアンビエント・レッドハロー(側面の赤色LED)の3モードを搭載。レッドハローは側面発光で後方視認性を高める設計で、トレイルランニングや暗い林道歩行での安全性を意識している。

注意点: IP65を謳うが、海外ユーザーレビューに「汗・雨で内部結露が発生し電源ボタンが故障」という報告が複数ある。1台で4ヶ月以内に交換を繰り返したという極端なケースも。メーカーは2年保証を提供しており対応はしているが、酷使する環境では信頼性に疑問符が付く。

Knog日本公式(cog.inc)経由での正規流通品が国内で入手でき、Amazon.co.jpでも取り扱いがある。

こんな人に:バウンスが少ないシリコン設計に魅力を感じる人、トレイルランと山行を兼用したい人。

こんな人は避ける:厳しい雨・汗環境での信頼性を最優先する人(→Nitecore NU25 UL IP66)、長期縦走でガタが怖い人。

Knog Quokka Run 150
Knog
Knog Quokka Run 150

超軽量サブ・緊急機2本:Petzl e+LITEとFenix HL05

メイン機のバックアップとして、またはULシステムの「もしものとき」に忍ばせるための2本。単独でテン泊山行の主力を担うには明るさが不足するが、重量に見合った役割がある。

Petzl e+LITE E02P4 ── 26g、50lm、緊急用セットの完成品

26g、50lm、CR2032×2、IPX8(水深1mまで)、-30℃〜+60℃対応、緊急ホイッスル付属。

その名の通り「緊急用(Emergency)の軽い(LITE)」ライト。50lmはテント内作業には十分で、樹林帯の足元確認にも使えるギリギリの明るさ。-30℃対応はガスストーブ点火ができない極寒環境でも電池が動くことを意味する。ホイッスルは遭難時の発信手段として機能する。

IPX8(水深1m)という防水性能はメイン機4本のIPX4/IP65/IP66と比べても圧倒的で、水没させても動く。CR2032電池はコンビニや薬局で入手できる(ただし山の中では難しい)。

使い方の整理: メイン充電式ヘッドランプが電池切れまたは故障したときの確実なバックアップ。50gを切る本体をファーストエイドポーチに入れておくだけでいい。


Fenix HL05 ── 13g、8lm、クリップ兼用のミニマル極地

13g、8lm、CR2032×2、IPX4、赤色灯付き。

8ルーメンは地図を読む・テント内の荷物を探すという最低限の用途向けで、山行の主力にはならない。ただし13gという重量はこの6本の中でも突出しており、ヘッドバンドとクリップの両方で装着できる汎用性がある。

バックパックのショルダーストラップ、テントのループ、帽子のつばにクリップして固定灯として使う、という発想が似合う。常時持ち歩く「非常用の光源」として、ファーストエイドキットの隅に入れる選択肢。

国内でもAmazon.co.jp経由で購入可能。


7軸別の深掘り:軸ごとの実力差を読む

軸①「重量」:本体だけでなく電池込みで比較する

製品 本体重量 使用時(電池込み)
Fenix HL05 13g 13g(CR2032内蔵)
Petzl e+LITE 26g 26g(CR2032内蔵)
Petzl Bindi 35g 35g(内蔵充電池)
BD Astro 175 42g 69.5g(BD1500) / 75g(3×AAA)
Nitecore NU25 UL 45g 45g(内蔵充電池)
Knog Quokka Run 49g 49g(内蔵充電池)

BD Astroだけが「本体重量≠使用時重量」の製品。70g以下で運用するにはBD1500(別売)が必要。

軸②「実効ルーメン」:最大値より実用モードの明るさ

製品 最大lm 実用域(中モード目安) 特記
Nitecore NU25 UL 400 100〜150lm 夜間岩場・ルートファインディング可
Petzl Bindi 200 50〜100lm フラッドのみ(スポットなし)
BD Astro 175 175 50〜100lm 寒冷時・アルカリ電池で低下あり
Knog Quokka 150 50〜80lm スポット+ワイド選択可
Petzl e+LITE 50 20〜50lm 緊急・作業用として十分
Fenix HL05 8 3〜8lm 最低限の手元確認のみ

400lmのNU25 ULは別格。夜間行動や森の暗さに不安があるなら、これを選ぶ理由はルーメン数だけで十分に成立する。

軸③「防水規格」:IPX4とIP66の現実的な差

規格 内容 製品
IP66 強い放水流(12.5L/min以上)に耐える Nitecore NU25 UL
IP65 放水(12.5L/min)に耐える Knog Quokka
IPX4 あらゆる方向からの水しぶきに耐える Petzl Bindi、BD Astro 175、Fenix HL05
IPX8 水深1m以上に浸漬 Petzl e+LITE

実際の山行では「土砂降りの稜線」がIPX4で十分なケースが多い。ただしKnog QuokkaはIP65を名乗りつつ実使用で浸水報告があるため、表記数値を鵜呑みにしない注意が必要。

軸④「赤色灯の有無」:テント内での共存と視力保護

製品 赤色灯 備考
Nitecore NU25 UL 白色+赤色デュアルビーム
Knog Quokka 赤色ハロー(側面発光)あり
Petzl e+LITE 赤色ストロボあり
Fenix HL05 赤色点灯・点滅あり
Petzl Bindi 赤色灯なし
BD Astro 175 赤色灯なし

Petzl BindiとBD Astro 175は赤色灯なし。テントを複数人で使う山行や、暗順応を保ちながらの夜間歩行では、この欠如が気になる場面がある。

軸⑤「電源方式」:USB-C vs コイン電池 vs 乾電池

方式 製品 メリット デメリット
USB-C内蔵充電 Bindi / NU25 UL / Quokka モバイルバッテリーから充電可 / ランニングコスト低 電池切れ=充電必要
乾電池(単4×3)or 充電池換装 BD Astro 175 コンビニ調達可 / 電池交換で即復活 電池重量が嵩む
CR2032×2 e+LITE / HL05 小型・長期保存可 山行中の調達難・交換後の廃棄問題

電源の最適解は山行スタイルで変わる。小屋泊縦走や充電設備がある環境 → USB-C。無人地帯の長期縦走や海外遠征 → BD Astroの乾電池対応が保険になる。

軸⑥「ロックアウト機能」:バックパック内での誤点灯防止

製品 ロックアウト 操作
BD Astro 175 デジタルロックモード
Nitecore NU25 UL あり
Petzl Bindi なし(ボタン誤操作に注意)
Knog Quokka なし
Petzl e+LITE フタ構造で物理ロック
Fenix HL05 フタ構造で物理ロック

ロックアウトなしのヘッドランプはバックパックに入れたまま点灯し、取り出したら電池切れということが起こる。Bindi/Quokkaはポーチに入れるか、別途ジッパーバッグで管理する習慣が必要。

軸⑦「ヘッドバンド快適性」:長時間着用での締め付けと蒸れ

製品 バンド素材 特徴
Petzl Bindi 平織エラスティック 薄くて締め付け少ない。反射糸入り
Nitecore NU25 UL 二重ストラップ 重心分散でズレにくい
Knog Quokka 医療グレードシリコン 柔軟・バウンスなし。汗で蒸れる声あり
BD Astro 175 幅広エラスティック 一般的なテープバンド
Petzl e+LITE 細エラスティック コンパクト収納向き
Fenix HL05 細エラスティック/クリップ クリップ装着も可能

全体スペック比較表:Petzl・BD・Nitecore・Knog 6本を7軸で🌟5段階評価

比較項目 Petzl Bindi BD Astro 175 Nitecore NU25 UL Knog Quokka Petzl e+LITE Fenix HL05
軽さ 🌟🌟🌟🌟🌟 35g 🌟🌟🌟🌟 42g 🌟🌟🌟🌟 45g 🌟🌟🌟🌟 49g 🌟🌟🌟🌟🌟 26g 🌟🌟🌟🌟🌟 13g
明るさ(実用) 🌟🌟🌟🌟 200lm 🌟🌟🌟🌟 175lm 🌟🌟🌟🌟🌟 400lm 🌟🌟🌟 150lm 🌟🌟 50lm 🌟 8lm
防水性能 🌟🌟🌟 IPX4 🌟🌟🌟 IPX4 🌟🌟🌟🌟🌟 IP66 🌟🌟🌟 IP65※ 🌟🌟🌟🌟🌟 IPX8 🌟🌟🌟 IPX4
赤色灯 🌟🌟🌟🌟🌟 🌟🌟🌟🌟 🌟🌟🌟🌟 🌟🌟🌟🌟
電源の柔軟性 🌟🌟🌟 USB-C 🌟🌟🌟🌟🌟 デュアル 🌟🌟🌟 USB-C 🌟🌟🌟 USB 🌟🌟🌟 CR2032 🌟🌟🌟 CR2032
ロックアウト 🌟🌟 なし 🌟🌟🌟🌟🌟 デジタル 🌟🌟🌟🌟🌟 あり 🌟🌟 なし 🌟🌟🌟🌟🌟 物理ロック 🌟🌟🌟🌟🌟 物理ロック
バンド快適性 🌟🌟🌟🌟🌟 🌟🌟🌟 🌟🌟🌟🌟 🌟🌟🌟🌟 🌟🌟🌟 🌟🌟

※Knog QuokkaのIP65は実ユーザーレビューで浸水報告あり。表示値を鵜呑みにしない。


シーン別ベスト:山行スタイルで引くリコメンド

3シーズンテン泊・樹林帯メイン

→ Petzl Bindi(35g)

テント内の作業と夜明け前の出発に200lmのフラッドで十分。軽さと薄さが際立つ。

夜間行動・早出縦走・岩稜ルート

→ Nitecore NU25 UL(45g、400lm)

400ルーメンで先のルートを照らし、IP66で雨も気にしない。夜間行動が発生するなら一択に近い。

初めてのULヘッドランプ・コスパ重視

→ BD Astro 175(42g・3,500〜4,500円)

乾電池から始めて、慣れたらBD1500に換装して70g以下に。段階的にアップグレードできる設計が入門向き。

トレイルラン兼用・軽いブレない装着感

→ Knog Quokka(49g)

シリコン一体型でバウンスがなく、走っても頭でガタガタしない。信頼性への懸念はあるが、ランナー用途ではフィット感の良さが優先される。

緊急・バックアップ(メインに追加)

→ Petzl e+LITE(26g)

ホイッスル付きで26g。ファーストエイドポーチに入れっぱなしにしておける重量。-30℃対応は冬山のサブ機として唯一無二。


コラム:USB-C内蔵充電 vs コイン電池 vs 乾電池——電源方式の正解はない

USB-C充電式は「山から帰ってモバイルバッテリーに刺す」習慣ができれば運用コストが最小になる。欠点はゼロから充電に3〜4時間かかること。出発直前に充電を忘れたときのリカバリーが難しい。

コイン電池(CR2032)は保存期間が長く(10年以上)、サイズが小さい。あらかじめ予備を1セット持っておけば行動中の電池切れを安心して待てる。ただし山行中のコンビニ調達はほぼ不可能。

乾電池(単4)はコンビニ・山小屋で調達できる唯一の電源。長期縦走や海外遠征で充電環境がない場合の現実解。重さのデメリットを電池調達の自由度で受け入れる選択だ。

多くのULハイカーの落とし所: - メイン機 → USB-C充電式(Bindi or NU25 UL) - バックアップ → e+LITE or HL05(CR2032・長期保存)

この2本体制がシステムとして最も軽く、最も保険が効く。


買い判断サマリー:タイプ別「結局これを選べ」

あなたのタイプ 選ぶべき製品 一言理由
明るさと防水で妥協したくない Nitecore NU25 UL 400lm・IP66・45gの三冠
軽さを最優先(メイン機) Petzl Bindi 35gのフラッドランプ。テント・樹林帯に特化
乾電池への切り替えを確保したい BD Astro 175 コンビニ調達できる唯一の選択肢。入門にも
バックアップを1本追加したい Petzl e+LITE 26g・ホイッスル・IPX8・-30℃の緊急セット
コスパ第一 BD Astro 175 3,500〜4,500円で正規流通・デュアル電源

まとめ:70g以下の世界に足を踏み入れるための地図

70g以下ヘッドランプ市場の選択肢は「明るさを取るか、軽さを取るか、電源の自由度を取るか」の3択に集約される。

Nitecore NU25 UL は明るさと防水で頭抜けている。Petzl Bindi は35gの軽さで別次元にいる。BD Astro 175 は乾電池対応という安心を売っている。どれも「他の2本が持っていないもの」を持っている。

自分の山行スタイルと照らし合わせれば、答えは自然に絞られる。