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ツキノワグマは増えているのに絶滅危惧?|富士山のクマと地域個体群・レッドデータの読み方

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ツキノワグマ
胸に白い月の輪をもつツキノワグマ。日本のクマは「全国で増えている」と「地域で消えかけている」が同時に起きている

富士山周辺にも、ツキノワグマは生息している。

しかも静岡県は、富士山一帯のツキノワグマを「富士地域個体群」と呼び、道路などで他地域から分断され生息区域が狭くなっているとして、静岡県レッドデータブックで「絶滅のおそれのある地域個体群」に区分している。

一方で、最近のニュースはこうだ。「クマが増えている」「市街地に出てきた」「人身被害が過去最多」。2023年度のクマ類による人身被害は実際に過去最多を記録した。

では、クマは増えているのか。それとも、絶滅が心配されているのか。

答えは、どちらも正しい。

僕は長く山を歩き、クマの本も何冊か読んできた。それでも「全国では増えているのに、絶滅危惧の個体群がある」という事実は、恥ずかしながらきちんと理解していなかった。この一見矛盾した二つが同時に成立する——ここが、日本のクマを語るうえで一番の急所だと思う。この記事は、ツキノワグマの「地域個体群」とレッドデータブックの考え方を、登山者の目線で整理する試みだ。


結論:日本のクマは「数」ではなく「場所」で見ないと読み違える

先に骨組みだけ示しておく。

  • 全国スケールで見ると、ツキノワグマは分布を広げ、人里への出没と人身被害が深刻化している(=「増えている」は正しい)。
  • 地域個体群スケールで見ると、孤立して小規模になった集団は絶滅リスクを抱える(=「絶滅危惧」も正しい)。
  • だから「種として多いか」と「その地域の集団が存続できるか」は、まったく別の問いになる。
🔺 全国で見ると「増えている」
分布が広がり、人里への出没と人身被害が深刻化。2023年度の人身被害は過去最多を記録。
🔻 地域で見ると「消えかけている」
孤立して小規模になった集団は、全国の傾向とは無関係に絶滅リスクを抱える。
同じ「ツキノワグマ」という種でも、場所でこれだけ違う
約4万頭
本州・四国の総数(環境省推計)
推定26頭
四国の個体群(最低推定)

環境省のレッドリストでも、ツキノワグマという種全体は絶滅危惧ではない。しかし、特定の地域個体群だけが「絶滅のおそれのある地域個体群」に挙げられている。この二段構えを押さえると、ニュースの違和感がほどけていく。

以下、①そもそも地域個体群とは何か、②レッドリストとレッドデータブックの違い、③環境省が挙げる5つの危機的個体群、④富士をめぐる呼び方のねじれ、⑤なぜ絶滅危惧まで追い込まれたのか、⑥なぜ増加と絶滅が同居するのか、⑦登山者は何を見るべきか——の順で読み解く。


そもそも「地域個体群」とは何か|全国で多くても消える集団がある理由

地域個体群とは、ざっくり言えば「ある地域に半ば閉じ込められたクマの集団」のことだ。

同じツキノワグマでも、高い山脈・海・幅の広い道路・市街地・農地などに行く手を阻まれると、隣の地域との個体の行き来が細る。行き来が細ると、その集団は遺伝的にも数の上でも「孤立した島」のようになっていく。

孤立した小さな集団は、もろい。

  • 数頭の偶発的な死亡(事故・捕獲)でも全体に響く
  • 繁殖がうまく回らない年が続くと立て直せない
  • 近親化が進み、遺伝的多様性が下がって環境変化に弱くなる

だから「日本全体ではクマが多い」という事実は、ある地域個体群が安全であることをまったく保証しない。種の総数と、孤立集団の存続力は、別々のメーターで測るべきものなのだ。


レッドリストとレッドデータブックの違い|国(環境省)と都道府県で評価が分かれる

ここで用語を整理しておく。ニュースでは混ざりがちだが、区別すると一気に見通しがよくなる。

用語 作成主体 中身
レッドリスト 環境省(国)/都道府県 絶滅のおそれの評価を一覧化したリスト本体
レッドデータブック 環境省(国)/都道府県 リストに解説・分布・生態を加えた書籍版
絶滅のおそれのある地域個体群(LP) 主に環境省 種は絶滅危惧でなくても、特定地域の集団が危ういときの区分

ポイントは2つ。

  1. 環境省レッドリストでは、ツキノワグマ「種」は絶滅危惧ではない。 危ういとされるのは一部の地域個体群(LP)だけ。
  2. 都道府県は独自に評価する。 環境省のリストに載っていない地域個体群が、県のレッドデータブックでは「絶滅のおそれ」と区分されることがある。後述の富士地域個体群が、まさにこの例だ。

「LP」は Threatened Local Population の略で、環境省レッドリストにおける「絶滅のおそれのある地域個体群」を指す。種のランク(絶滅危惧IA類…など)とは別枠で設けられている、というのがミソだ。


環境省レッドリストが挙げる5つの危機的個体群|下北・紀伊・東中国・西中国・四国

環境省レッドリスト2020で、ツキノワグマの「絶滅のおそれのある地域個体群(LP)」に挙げられているのは、次の5つだ。

地域個体群 位置 危機度 危うさの主因
四国山地 四国中央部 🔴🔴🔴 最危機 日本で最も切迫。推定で十数〜26頭規模とされる
紀伊半島 近畿南部 🔴 絶滅のおそれ 半島性が強く周囲から隔絶
下北半島 本州最北端(青森) 🔴 絶滅のおそれ 本州の端で地理的に孤立
東中国地域 中国地方東部 🔴 絶滅のおそれ 分断・小規模化
西中国地域 中国地方西部 🔴 絶滅のおそれ(回復傾向) かつて危機的、保護管理で回復傾向も継続管理が必要

なかでも四国山地は、日本のツキノワグマで最も切迫している。推定個体数は十数頭から最低26頭ともされ、ひとつの事故や数年の繁殖不振が、そのまま地域絶滅に直結しかねない水準だ。「増えすぎたクマ」というニュースの語り口と、四国のクマを同じ文脈で語ってはいけない——この一点だけでも、地域個体群という見方の意味が伝わると思う。

西中国地域のように「保護管理で回復傾向」と語られる地域もある。ただし回復傾向=安全ではなく、環境省LPには引き続き残る。管理をやめれば再び傾く、という前提で見るのが正確だ。


富士地域個体群とは何か|静岡「富士地域個体群」と山梨「富士・丹沢個体群」の呼び方のねじれ

ここが、この記事の入口でもあり、最もややこしい部分でもある。

冒頭で触れたとおり、静岡県は富士山周辺のクマを「富士地域個体群」と呼び、道路などで分断され生息域が狭いとして、静岡県レッドデータブックで「絶滅のおそれのある地域個体群」に区分している。これは環境省レッドリストのLP(下北・紀伊・東中国・西中国・四国)とは別の評価だ。富士は「県の評価で危うい」個体群、という位置づけになる。

ややこしいのは、県境をまたぐと呼び方が変わることだ。山梨県の「第5期ツキノワグマ保護管理指針」では、県内のクマを3つの地域個体群で整理し、富士山周辺は神奈川県側とまとめて「富士・丹沢個体群」として扱う。

静岡県の呼び方
富士地域個体群
静岡県レッドデータブックで「絶滅のおそれのある地域個体群」。道路などで分断され生息域が狭い。
山梨県の呼び方
富士・丹沢個体群
第5期保護管理指針で「水準1=危機的地域個体群」。神奈川県側とまとめて扱う。
↑ 同じ富士山のクマ。なのに呼び方も、評価する主体も違う。
山梨県の地域個体群 区分(同指針) 推定規模の目安
富士・丹沢個体群 水準1(危機的地域個体群) 約200頭
関東山地個体群 水準3(危急地域個体群) 約300頭
南アルプス個体群 水準4(安定存続地域個体群) 約230頭
※頭数は山梨県第5期ツキノワグマ保護管理指針による推定の目安(3個体群で計約730頭)。調査手法・年により幅がある。

つまり、同じ富士山のクマでも、静岡県では「富士地域個体群」、山梨県では「富士・丹沢個体群」と呼ばれ、評価する主体も枠組みも違う。一方で同じ山梨県内でも、南アルプス個体群は「安定存続」とされ、富士・丹沢は「危機的」とされる。クマの生息圏は県境で区切れないのに、評価は行政単位で行われる——このズレを知っておくと、自治体の発表を読むときに混乱しなくなる。

なお南アルプスは長く「安定存続」とされてきたが、近年は出没増加や市街地周辺の目撃もあり、保護と安全確保の両立が課題になりつつある。区分は固定ではなく、状況で動く前提で見たい。


なぜ絶滅危惧まで追い込まれたのか|戦後の拡大造林と、九州ではすでに絶滅

「増えている」が最近の話だとすれば、「消えかけている」には長い前史がある。

地域個体群が追い込まれた背景としてよく挙げられるのが、戦後の拡大造林政策だ。第二次世界大戦後、木材需要に応えるため、天然のブナやナラの森が広い範囲でスギ・ヒノキの人工林に置き換えられた。針葉樹の人工林は、クマが秋に頼るドングリ(堅果)をほとんど実らせない。奥山の食物環境の質が長期にわたって低下したことが、個体群を弱らせる遠因になったと環境省も整理している。

そして、絶滅は「もしも」の話ではない。九州のツキノワグマは、1940年代頃にすでに絶滅したと考えられている。 本州・四国に分布が残る一方で、九州からは姿を消した——この事実は、地域個体群が現実に消えうることを示す動かぬ証拠だ。四国の「十数〜26頭」という数字に切迫感があるのは、九州という前例があるからでもある。

つまり日本のクマは、長い時間をかけて生息環境を削られ、地域によってはすでに絶滅し、あるいは絶滅寸前まで追い込まれた集団を抱えている。その上に、近年の「分布拡大・出没増加」が重なっている。「昔から一貫して増えている」のでも「一貫して減っている」のでもなく、削られた歴史の上に最近の増加が乗っている——この時間軸を押さえると、増減の同居がさらに腑に落ちる。


なぜ「増えるクマ」と「絶滅しそうなクマ」が同時に存在するのか|3つの理由

ここまでを踏まえると、冒頭の矛盾はきれいに解ける。理由は3つだ。

理由1:全国平均では分布が拡大している。 ツキノワグマは、かつて避けていた低標高や人里近くへ生息域を広げている。背景には、中山間地域の人口減少と耕作放棄で、人とクマのあいだにあった里山の緩衝帯が機能しなくなったことがある。藪に覆われた耕作放棄地や、放置された柿・栗が、クマを人里へ引き寄せる。結果として、人身被害・農林業被害・市街地出没が各地で社会問題化している。

理由2:小さく孤立した個体群は回復力が弱い。 四国・紀伊半島・富士周辺のように、分断されて少数になった集団は、全国傾向とは無関係に絶滅リスクを抱える。全体が増えても、孤立島は沈むことがある。

理由3:行政区分とクマの生息圏が一致しない。 クマは県境を平気でまたぐ。だから「静岡では富士地域個体群」「山梨では富士・丹沢個体群」のように、同じ集団が別の名前と評価で扱われる。広域の個体群を、県ごとのレッドデータが断片的に切り取っている、と捉えると実態に近い。


政策の転換点|2024年「指定管理鳥獣」と2026年「クマ被害対策ロードマップ」、四国だけが例外の意味

近年、国の姿勢は「保護一辺倒」から「被害防止と個体数管理の両立」へ明確に舵を切っている。象徴的な動きが2つある。

2024年(令和6年)4月、クマ類が「指定管理鳥獣」に追加された。 鳥獣保護管理法の施行規則改正により、集中的・広域的な管理が必要な鳥獣としてヒグマ・ツキノワグマが指定された。背景には2023年度の人身被害が過去最多になったことがある。ただし——ここが重要だ——四国の個体群だけは、絶滅のおそれが高いため対象から除外された。この「例外」こそ、地域個体群の考え方が制度に組み込まれている証拠だ。全国では管理(捕獲も含む)を強める一方で、消えかけた集団は守る。同じ「クマ対策」でも方向が真逆になる。

2026年(令和8年)3月、「クマ被害対策ロードマップ」が決定した。 「クマ被害対策等に関する関係閣僚会議」がまとめたもので、2030年度までを見据え、①出没時の緊急対応、②人の生活圏への出没防止、③個体数管理の強化、④人材確保・育成、⑤クマの生息環境の保全、⑥情報発信、⑦財政措置——という多面的な施策が並ぶ。クマ対策はもはや「駆除か保護か」の二択ではなく、ゾーニング・誘引物管理・捕獲体制・個体数推定・生息環境管理を組み合わせる方向に進んでいる。


登山者は「クマが多い山」より「人との境界が曖昧な山」に注意すべき

ここからは、登山者目線での読み替えだ。地域個体群の話は、行政や研究の話に見えて、実は山の歩き方に直結する。

まず、「絶滅危惧の個体群だから安全」ではない。 個体数が少なくても、人とクマの距離が近ければ遭遇は起こり得る。むしろ遭遇リスクは「クマの数の多さ」だけでは決まらない。

リスクが上がりやすいのは、人とクマの境界が曖昧な場所だ。里山、登山口、キャンプ場、果樹園、林道、廃集落の周辺——こうした「人の匂いと自然が混じる縁」は、地域個体群としては脆弱でも、遭遇率はむしろ高くなることがある。だから登山者が見るべきは、「この山域はクマが多いか少ないか」ではなく、「この山域でクマがどう管理され、いま何が起きているか」だ。

具体的には、出かける前にこれを確認したい。

🐾 山行前のクマ情報チェックリスト
☑ 自治体・森林管理局の出没情報と注意喚起
☑ 登山口・ビジターセンターの最新の掲示
☑ 歩く山域(富士周辺・愛鷹山・丹沢・奥多摩・秩父・南アルプス・紀伊山地・四国山地など)の個別状況

そのうえで、行動の基本——鈴や声で存在を知らせる、薄暗い時間帯を避ける、食料やゴミの管理を徹底する——を重ねていく。具体的な遭遇対策はクマに会いたくない人のための正しい知識と対策に、撃退スプレーの選び方は日本で買える熊スプレーの正しい選び方にまとめた。地域個体群の理解は、その手前にある「なぜ備えるのか」の土台になる。

具体的な比較は上の専門記事に譲るとして、まず手元に置いておきたい最小構成だけ挙げておく。鈴で「存在を知らせる」、スプレーで「最後の一手を持つ」——この2軸だ。

消音機能付き熊鈴(真鍮製)
熊鈴
消音機能付き熊鈴(真鍮製)
モンベル トレッキングベル サイレント
mont-bell
モンベル トレッキングベル サイレント
Counter Assault CA290 熊スプレー
Counter Assault
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よくある4つの誤解

このテーマは感情論に流れやすい。最後に、つまずきやすい誤解を4つ整理しておく。

❌ 全国で増えているから、ツキノワグマは絶滅危惧ではない
⭕️ 種全体と地域個体群は別。種は絶滅危惧でなくても、下北・紀伊・東中国・西中国・四国の各個体群は環境省LP。富士地域個体群は静岡県レッドデータブックで「絶滅のおそれ」。
❌ 絶滅危惧の個体群なら、人には危険でない
⭕️ 個体数が少なくても遭遇・人身被害は起こり得る。数の少なさは、安全の保証ではない。
❌ レッドリストに載っていない地域は問題がない
⭕️ 都道府県のレッドデータブックや管理計画では、国のリストにない個体群が独自に「危うい」と評価されることがある(富士地域個体群がその例)。
❌ 「駆除か保護か」の二択で考えればよい
⭕️ 実際は、問題個体への対応・ゾーニング・誘引物管理・生息環境管理・広域の個体群管理を組み合わせる。二択ではなく設計の問題だ。

よくある質問(FAQ)

ツキノワグマは絶滅危惧種なの?

種全体としては、環境省レッドリストで絶滅危惧ではない。ただし下北半島・紀伊半島・東中国・西中国・四国の各地域個体群は「絶滅のおそれのある地域個体群(LP)」に挙げられ、富士地域個体群は静岡県レッドデータブックで「絶滅のおそれ」とされる。さらに都道府県の評価では、高知県のように絶滅危惧IA・IB類相当(CR+EN)、東京都の一部地域のように絶滅危惧II類(VU)に区分される例もある。「種は安泰、地域は危機」が正確な答えだ。

なぜ絶滅危惧なのに増えているの?

見ているスケールが違うからだ。全国では分布が拡大し出没も増えている一方、孤立して小規模になった地域個体群は、全国の傾向とは無関係に絶滅リスクを抱える。「種の総数」と「その地域の集団の存続力」は別のメーターで測るべきもの。

なぜここまで追い込まれたの?

戦後の拡大造林で天然林がスギ・ヒノキの人工林に置き換わり、クマが秋に頼る堅果(ドングリ)が減って奥山の食物環境が劣化したことが遠因とされる。そこへ道路や市街地による分断が重なり、孤立した小集団ほどもろくなった。

九州にツキノワグマはいる?

いない。九州のツキノワグマは1940年代頃にすでに絶滅したと考えられている。絶滅は仮定の話ではなく、現実に起きた前例がある。

登山者として何に気をつければいい?

「クマが多いか少ないか」より「人とクマの境界が曖昧な山かどうか」を見る。里山・登山口・キャンプ場・林道など人の匂いと自然が混じる縁では、個体群として脆弱でも遭遇率は上がりうる。出発前に自治体・森林管理局の出没情報と登山口の掲示を確認し、鈴や声で存在を知らせ、食料・ゴミの管理を徹底する。


まとめ:クマ問題は「数」ではなく「場所」で読む

日本のクマは、全国スケールでは分布を広げ、人との軋轢を深めている。それは事実だ。しかし同時に、四国山地・紀伊半島・富士周辺のように、孤立と小規模化で存続が危ぶまれる地域個体群も確かに存在する。「増えるクマ」と「消えそうなクマ」は、矛盾ではなく、見ているスケールが違うだけなのだ。

富士地域個体群は、その二重性を理解する一番分かりやすい入口だと思う。富士山にもクマはいて、しかも県の評価では絶滅のおそれがある。けれど全国ではクマが増えている。この三つは、全部同時に正しい。

登山者にできるのは、ニュースの大きな主語に流されず、自分が歩く山域でいま何が起きているかを読むこと。クマが多いか少ないかではなく、その山でどう管理され、人との境界がどれだけ曖昧かを見る。数の話を場所の話に翻訳できたとき、クマとの距離の取り方は、ずいぶん現実的になるはずだ。


さらに深く知る|クマと人の関係を読み解く本

この記事の「数ではなく場所で読む」という視点は、研究者や記録者たちの仕事の積み重ねの上にある。生態・個体群から、人との軋轢・共生の現場まで、視点の異なる6冊を挙げておく。

日本のクマ 新装版 ヒグマとツキノワグマの生物学
東京大学出版会
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アーバン・ベア となりのヒグマと向き合う
東京大学出版会
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ヤマケイ新書 クマ問題を考える 野生動物生息域拡大期のリテラシー
山と溪谷社
ヤマケイ新書 クマ問題を考える 野生動物生息域拡大期のリテラシー
ヤマケイ文庫 人を襲うクマ―遭遇事例とその生態
山と溪谷社
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クマにあったらどうするか アイヌ民族最後の狩人 姉崎等(ちくま文庫)
筑摩書房
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となりのツキノワグマ(Deep Nature Photo Book)
新樹社
となりのツキノワグマ(Deep Nature Photo Book)

参考URL(一次資料)

本記事の数値・区分・政策の記述は、以下の公的資料および報道に基づく。原典として参照してほしい。