山道具ラボ

by Daringdaddy #山で使う道具の話 #軽さと快適さのあいだ #買う前に知りたかったこと

登山の安全

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山小屋で眠れないのは、いびきのせいだけではない|標高2,500mから始まる呼吸と、テント泊との違い

山小屋で眠れないのは、いびきのせいだけではない。標高2,500mを超えると健康な人でも睡眠の質が落ち、3,000m超ではほぼ全員に周期性呼吸が出る。原因を音・寝床・低酸素・生活リズムの4つに分けると、耳栓で解けるのは4分の1だと分かる。テント泊で改善する…

夏山でも秋山でも低体温症は起きる|止まった瞬間から始まる「熱の収支」の考え方

低体温症は寒さに負けて起きるのではなく、熱をつくる側が止まったときに起きる。だから危ないのは寒い場所そのものより、そこで立ち止まることのほうだ。7月のトムラウシと10月の那須、二つの事故から熱の収支を読み解く。歩行時は安静時の6〜8倍という熱産…

ブヨに刺された跡が消えない理由|腫れが半日遅れて来る仕組みと、しこりを残さない対処の順番

ブヨに刺された腫れは半日から翌日に遅れて出る。跡やしこりが残るかは、腫れのピークではなくそのあと掻かずにいられるかで決まる。遅延型反応の仕組み、刺され方が年々変わる理由、色素沈着と結節性痒疹の見分け、山でできる対処の順番までまとめた。

夏山でハチに刺されたら|本当に怖いのは腫れではない。命を分ける「刺された後30分」の見分け方

夏山でハチに刺されたとき、命を分けるのは腫れの大きさでなくアナフィラキシー。刺された後30分で「局所反応」か「全身症状」かを見分ける方法、119と横になる体位、エピペン、尿や口で吸うといった俗説の是正、そして刺されないための動き方まで。アナフィ…

梅雨明けの晴れ間が、いちばん危ない|暑熱順化という「2週間の体づくり」を、夏山から逆算する

登山の暑熱順化(暑気馴化)を生理から解く。暑さに強い体は当日の気合では作れず、完成に約2週間、暑さを2日離れれば1日分が失われる。だから梅雨明けの晴れ間こそ体が最も無防備。標高で涼しい山ほど無風・高湿度で暑さ指数は高い。何日で慣れ何日で失うか…

夏山の午後雷、どこで切り上げどこへ逃げるか|落雷の予兆・避難・やってはいけない行動の判断基準

夏山の午後雷から命を守るための判断基準。なぜ午後に雷が発達するか、光と音の30-30ルールで危険圏をどう測るか、どこへ逃げ、逃げ場のない稜線でどんな姿勢をとるか。木の下の雨宿りや「金属を外す」誤解まで、気象庁・日本山岳会の資料をもとに整理した。

夏山の水切れ、どれだけ持ちどこで補うか|発汗量から逆算する水分・電解質計画と熱中症のサイン

夏山の水切れと飲み過ぎ、両方を防ぐ水分計画。必要量は「5×体重×行動時間」で逆算し、夏は係数6〜8。水だけ飲み続けると低ナトリウム血症の落とし穴があるため、水・スポーツドリンク・経口補水液を役割で使い分ける。WBGTで暑い日を見極めて早出し、熱中症…

梅雨の沢、いつ渡っていつ退くか|増水時の渡渉を「水位・流速・退路」で判断する基準

梅雨〜夏の増水した沢を、いつ渡っていつ退くか。水深×流速で「流される」境界を数字で持ち、退路・渡渉点・時間帯で判断する基準を整理。靴は履いたまま・ストックは上流側・ザックベルトを外すといった渡渉技術と、流された時の備えまで、公的データをもと…

山で出会うものの名前を覚えたくて、写真クイズのiPhoneアプリを3本つくりました